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オーラルフレイル診療
フレイルとは、老化によって身体、心・認知、社会性が弱り、介護のリスクが高くなっている状態です。その中でもオーラルフレイルはお口の機能が低下した状態です。歯を失って噛み合わせを失い、よく噛むことができなくなるなどすると、お口に関係した筋肉が弱って、話したり食べたり飲み込んだりということがしづらくなり、ひいては認知機能にも悪影響をおよぼすこともあると考えています。
当院では咬合力検査、咀嚼能力検査、舌圧検査などを用いて、お口の機能を検査し、噛み合わせの治療やリハビリテーションなどに活用して、フレイルへの対策をしています。噛んだり食べたりすることに困っている方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
入れ歯(義歯)治療
入れ歯(有床義歯)治療は、失った歯とやせた歯茎を補う方法として代表的な治療法の一つです。歯や歯茎に代わる取り外し可能なものを、ご自分の残っている歯にバネで引っかけたり、歯茎の上に密着させたりして装着します。
入れ歯治療のメリットは、インプラント治療と違って外科的手術の必要がないので、身体に優しいこと、治療期間もより短くて済む場合が多いことです。全身疾患があっても、入れ歯は装着することができます。デメリットとしては、違和感や異物感があったり、歯があった時に比べると噛む力が伝わりにくかったりすることです。また、部分入れ歯は歯に引っかけているバネで見栄えが悪くなったり、バネをかけている歯への負担が増えたりします。
インプラント治療
身体の内に埋め込む医療機器や材料を総称して、インプラントといいます。歯がなくなった時、それを補うために顎の骨に埋め込む人工歯根もインプラントの一つです。いわゆる歯科インプラント(デンタルインプラント)です。この顎の骨に埋めた人工歯根(インプラント体)に人工の歯を固定することで歯と同じような形態を取り戻し機能するようにします。失った歯の隣の歯を削らないといけないブリッジや取り外しが必要な入れ歯(有床義歯)と比較して、天然歯の状態により近くすることができます。
インプラント治療のメリットは、天然歯のように顎の骨に固定するので、あまり違和感がなく固いものを噛むことができるようになること、隣の歯を削る必要がないので他の歯に負担をかけないこと、クラウンブリッジタイプにおいては見た目が天然歯に近いことがあります。デメリットとしては、治療期間が長い場合があったり、骨を切削する必要があったりするため外科的侵襲が避けられないこと、全身疾患がある場合には治療できない場合があること、日本においては自由診療となるので治療費がかさむことが挙げられます。
3DR治療
歯を失った部分を補って機能や形態を取り戻す治療としては、クラウンブリッジ、入れ歯(有床義歯)、歯科インプラントがあります。それぞれメリット・デメリットがあり、ブリッジは歯に固定はするものの、土台となる歯を削る必要があり、複数の歯をつなぐので清掃性に劣ります。入れ歯は取り外し式で歯茎の上に乗っているので、違和感が強かったり、十分噛めなかったりします。インプラントはなくなった部分単独での治療で噛めるようにできますが、手術を必要としますし、治療期間は長く、治療費も高くなります。
当院では、3DR(The 3rd Dental Restoration)という第3の選択肢をご提供することができます。なくなった歯の周りの健康な骨や歯を削ることなく、かつしっかりよく噛めて、違和感も少なく、見た目も良好な義歯により、なくなった歯を補う治療法です。「歯は削りたくない」「入れ歯はちょっと」「インプラントは怖い」という方におすすめです。
セラミック治療
セラミック治療とは、歯の色と同じような白さと強度を併せ持つセラミックを使った詰め物や被せ物で、歯の見た目や機能の修復を図る方法です。
金属などに比べて身体に優しく、かつ自然で美しく見栄えの良いのが特徴です。透明感がある自然な白さで、長い期間使用していても変色しにくいという利点があり、保険診療で使われるコンポジットレジンよりも強度もあるので、きれいさや形がより長持ちするという特徴もあります。また、金属を用いない治療ですので、金属アレルギーの心配がなく、身体との親和性も良好です。
型取り用の粘土のような材料を使わず、嘔吐反射の起きにくい専用のデジタルカメラで型取りをすることもできるようにもなってきました。
噛み合わせ治療
噛み合わせは、様々な理由で本来の状態からずれてしまいます。すると、それが原因となって歯以外の箇所にまで不調を引き起こすことになりかねません。そこで、入れ歯やインプラント、詰め物・被せ物を使い、噛み合わせを整える治療をします。
具体的には、入れ歯や被せ物が合っていないために顎の位置関係がずれ、噛み合わせも悪くなってしまったケースが多く見られます。また、お口の片側でばかり噛むなど、偏った噛みグセも噛み合わせが悪くなる要因の一つです。
噛み合わせ治療には時間を要します。長い時間をかけて少しずつ噛み合わせを戻していくことで、無理のない改善を図るからです。噛みづらさや違和感がある方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
ホワイトニング
白く輝く歯並びを手に入れたい方へ、ホワイトニングを提供しています。当院では、診療室で歯科医師や歯科衛生士が施術するオフィスホワイトニングと、オーダーメイドのマウスピースを使ってご自宅で行うホームホワイトニングをご用意しました。
歯を白くする方法として、PMTCも併せてご検討いただきたいと思います。PMTCとは、研磨剤を歯に吹き付けてクリーニングするものです。歯の表面に付着した汚れや色素ならこれだけで落とすことが可能で、歯本来の白さを取り戻すことができます。歯周病の予防につながるという利点も見逃せません。
美しく清潔感あるお口元にするため、まずはPMTCから始めてみてはいかがでしょうか。
小児歯科(矯正)
お子さまの歯を健康に保ち、むし歯があればきちんとした治療を受けさせてあげることは、将来を考える上でも大切です。乳歯の状態が永久歯の歯並びに影響を与えるとともに、成長期に重要な栄養摂取にもかかわるからです。
「子どもの歯はいずれ生え変わるのだからむし歯があっても問題ない」とお考えの親御さまもいらっしゃるでしょう。しかし、それは間違いです。お子さまの健やかな成長のため、できてしまったむし歯を治療するだけでなく、予防にも取り組んでください。
また、お口を健康的に保ち、よく噛んで食事するには、良い歯並びであることが必要です。当院では、治療や予防の診療を行うなかで歯並びの問題に気付いた場合、小児矯正のご提案もしております。
予防診療
予防診療の具体的な内容は、歯磨きのアドバイスやPMTC、奥歯のくぼみを埋めるシーラント、歯質を強化するフッ素塗布などです。このような取り組みを通し、皆さまのお口の健康維持を図っています。
予防のためのケアは、1回で終わりではありません。メンテナンスといって、歯科医師が定期的に皆さまのお口のケアを行い、リスクを「管理・検査・予防」することを繰り返します。お口の状態を見てリスクが低ければ、徐々に通院の間隔を広げ、皆さまのご負担を減らすことも可能です。
初期のむし歯や歯周病には、目立った自覚症状がないため、痛くなってから受診するとすでに進行してしまっているのが実情です。痛くなる前から予防で通っていただくことで、むし歯・歯周病の発生・再発を防止したいと思います。
むし歯治療
歯科治療を受ける際、痛みが不安という方は珍しくありません。患者さまの不安をできるだけ取り除くため、当院では塗る麻酔と細い針での注射の2段階で、痛みを減らす工夫をしています。
また、むし歯を削る時は、可能な限りその量を抑え、歯質を多く残すよう努めています。同時に、治療した箇所が良い状態で長持ちし、長きにわたってよく噛めるよう配慮する方針です。
むし歯は、放置していると進行し、より多くを削らなくてはならなくなります。ひどい痛みが出たり抜歯となったりすることもあります。予防に取り組むとともに、早期発見・早期治療を心がけましょう。
歯周病治療
歯周病は、初期の段階では自覚症状があまり重くないため、気が付いた時には進行してしまっていることが少なくありません。予防と早期発見のためには、日頃のセルフケアと定期的な歯科検診が大切です。
治療の流れは、次の通りです。まず、歯磨き指導を受けてセルフケアの見直しをしましょう。磨いているつもりでも磨き残していた箇所を把握し、ご自分に合った方法を学んでいただきます。次に、スケーリングと呼ばれる歯石除去をします。ツルツルに磨き上げた歯の表面は、歯垢が付きにくい状態です。
さらに、歯茎や周辺組織のダメージが大きい場合には、切り開いて傷んだ組織を取り除くフラップオペレーションという処置をします。加えて、歯周組織再生誘導といって、歯茎や骨の再生を促す治療をすることもあります。
訪問歯科診療
お年を召して寝たきりになった、病気やケガで動けないといったご事情で歯科医院へ来られない方に向け、訪問歯科診療を行っています。歯科医師と歯科衛生士がご自宅や介護施設へ訪問し、歯科治療や口腔ケアを実施するというものです。
お口のケアをすると、誤嚥性肺炎のリスクが下がるとともに、口腔内の感覚が敏感になり口腔機能の改善につながります。具体的には、むし歯・歯周病の治療や入れ歯の作製・調整、嚥下機能訓練、歯科衛生士による口腔ケアなど、院内とほとんど同様の治療が可能です。
末永く美味しく楽しい食事ができるよう、当院が口腔ケアでサポートいたします。
顎関節症治療
顎の機能に問題があると、「痛い」「関節で音が鳴る」「お口を開けづらい」といった症状が出てきます。原因はいくつか考えられており、噛み合わせの悪さや顎関節への負担過剰、ストレス、生活習慣、姿勢などです。
いくつかの要因が組み合わさっていることもあります。
治療としては、痛みと炎症を投薬で緩和、生活習慣の改善、顎の機能訓練、重症の場合は外科的な処置などを行います。顎の関節が痛かったり音が鳴ったりしてお困りの方は、当院へご相談ください。
スポーツマウスガード
競技中に歯や顎を折ってしまったり、唇や舌、口腔内の粘膜を傷付けてしまったりするのを予防するには、スポーツマウスガードの使用がおすすめです。当院では、オーダーメイドのスポーツマウスガードをお作りしています。
市販のスポーツマウスガードは手軽の購入できるものの、ご自分で形を調整しなければならず、フィット感に限界があります。競技中にずれたり外れたりすれば、お口にケガをしてしまうかもしれません。その点、当院で作るスポーツマウスガードなら、一人ひとりの歯並びや噛み合わせに合わせて作ることができ、快適にフィットします。
瞬発力を発揮し、力一杯プレーするため、スポーツマウスガードを使いましょう。どうぞお気軽にご相談ください。